チャットレディの経費は平均どれくらい? 経費になるもの一覧【確定申告しない例も】

チャットレディの経費は、平均で収入の4割~5割。
どれくらい経費になるものがあるか、
種類を一覧で見ていきます。
金額によっては「確定申告しないで済む」例も。私の体験談も交えてまとめました。
◆ 文/メールレディ・ハピ 編集部:さおり
目次
- 経費とは?
- チャットレディの経費になるもの一覧
- 「自分へのご褒美」も経費になる
- 領収書やレシートがない場合も経費になる
- 「年収数百万円のチャットレディ」なら、経費の目安は収入の半分
- チェックの厳しさは自治体による。私の体験談から言えること
- 銀行口座やマイナンバーから「脱税がバレる」「経費を特定される」のウソ
- チャットレディが「確定申告をしなくて済む」例
- 経費を増やすときのコツ
- 迷ったら「経費にする」。間違えてても「違法」ではない
- 99%のチャットレディは調査の対象から外れる。それでも…
- ただし「高収入」で「チャットレディ歴が長い」人は要注意!
- 確定申告に経理や簿記の知識は不要。金額を入力するだけ
- チャットレディの経費は平均でいくら? 確定申告は必要? 納税額は?【収入別】
経費とは?
経費とは「仕事のために必要な費用」のこと。
チャットレディの場合は、
家賃・食費・美容代などが該当します。
「経費が増えればその分だけ税金が減る」
これが税制上のルールです。
チャットレディの経費になるもの一覧
家賃
平均で3~4割が経費。
実家住まいでも、家にお金入れている場合は全額を経費にできます。
駐車場代、住宅ローンの金利、共益費、礼金、差し引かれた敷金なども経費。
関連費用として、引っ越し代、修繕費、保険料なども経費になります。
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通信費
平均で約6割が経費。
「仕事にしか使用しない」場合は全額経費にできます。
毎月のスマホ代、新しいスマホやPCの購入費用、インターネットの利用料などが該当。
NetflixやAmazonなどの「サブスク料金」も通信費です。
光熱費
平均3~4割が経費。
水道代・電気代・ガス代などが該当します。
食費
外食代は全額を経費として計上する例が多いです。厳密なルールはありません。
チャットレディは「待機中の食事」「チャット中の飲食代」も経費。
食費は「グレーゾーン」が大きい費用。迷ったら「大体経費」くらいの感じでOKです。
服(衣装)代
チャット時に着用した服代は全額経費。
「一度しか着ていない服」でも問題ありません。
衣装代の他、アクセサリー、コンタクト、
ウィッグ、ネイルなどの購入費も該当。
私服と仕事用の服で、
特に区別しなくても問題ありません。
美容費
化粧品の購入費は、全額が経費。
コスメ代、エステ代、美容院(ヘアサロンなど)で支払った代金なども含まれます。
美容整形、美容歯科(ホワイトニングや歯科矯正)なども経費となる可能性があります。
※医療費に関する見解は、専門家によっても違います
交通費
在宅のチャットレディでも交通費を計上できます。例えば、外食や買い物に行く場合。
その移動が「仕事のために必要だった」と言えればOKです。
電車代、バス代、タクシー代、ガソリン代、
高速料金などが該当。
車の購入代金、駐車場の利用料金、保険料、
自動車税、車検費用なども計上できます。
※割合は目安(チャットレディの平均額)です
「自分へのご褒美」も経費になる
経費に厳密なルールはありません。
基本的には「自己申告」で決まります。
なので「100人いれば100通りの考え方がある」のが実態。
例えば「自分へのご褒美」だって、
経費として認められる部分が多くあります。
● 旅費などの遊興費、交際費
● 家事や育児にかかった費用
● 娯楽や趣味にかかった費用
● スポーツジムや習い事の会費
以上の費用については、
専門家の間でも見解が分かれています。
「迷ったら4割くらい経費にする」姿勢がおすすめ。税務上、ルールの範囲内です。
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領収書やレシートがない場合も経費になる
経費を計上するためには「証拠」や「記録」が必要です。
例えばレシートや領収書ですね。
その他にも、
● 手書きのメモ
● クレジットカードの明細
● スマホ決済、電子マネー、アプリ等の明細(スクリーンショットでもOK)
● 通販サイトの購入履歴
● 預金通帳や契約書
以上のような記録が、
経費の根拠として認められます。
保存期間は7年。
捨てずに保管しておきましょう。
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「年収数百万円のチャットレディ」なら、経費の目安は収入の半分
チャットレディの経費の目安は、収入の4割~5割。これが「一般的な経費」の平均額です。
低収入のチャットレディでも、
50万円~100万円程度なら経費に計上してOK。
税務署から怪しまれる心配はありません。
メールレディ、テレフォンレディも同様です。
チェックの厳しさは自治体による。私の体験談から言えること
経費の内訳や金額は、
「税務署から細かくチェックを受ける」わけではありません。
あくまで「自己申告」が基本。
通常、レシートや領収書を提示する必要もありません。
ただし、
チェックの基準は自治体によっても違います。
例えば私の体験談から言うと、
引越しの前後で窓口の対応が全く違いました。
引っ越す前は、全くのノー審査。
何のチェックもありませんでした。
しかし引っ越し先では、税務署から収支内訳書の提出を求められました。
さらに、窓口の担当者によっても対応が違います。
なので「経費に絶対の正解はない」ということは覚えておきましょう。
銀行口座やマイナンバーから「脱税がバレる」「経費を特定される」のウソ
領収書やレシートがない場合は、通帳の内容も経費の「証拠」「記録」になります。
とは言っても、税務署が銀行口座の取引をすべて把握しているわけではありません。
税務調査など特殊な場合にのみ、
チェックされます。
マイナンバーについても同様。
2022年現在、所得とマイナンバーは紐づけされていません。
よって銀行口座やマイナンバーから「脱税がバレる」というのはウソ。
経費の額を特定されることもありません。
※多額の脱税や、所得隠しをした場合は例外です
チャットレディが「確定申告をしなくて済む」例
確定申告が必要なのは、年間の「所得」が48万円以上のチャットレディ。
年間の「収入」ではなく「所得」が対象である点に注意しましょう。
所得とは、
「年収から経費を引いた金額」のこと。
年収 - 経費 = 所得です。
例えば年収が100万円あっても、
経費が60万円かかれば、所得は40万円。
確定申告をする必要はありません。
経費を増やすときのコツ
もし年収が100万円程度なら「確定申告しなくて済む額」に経費を調整しましょう。
確定申告する場合も、経費を増やせば節税になります。経費を増やすコツは以下の通り。
来年買う予定の物を今年に買う
高価なものを購入する予定なら、
年内に買って経費に計上しましょう。
スマホやPC、家電、家具などがおすすめ。
可能であれば家賃の先払いなども検討してみましょう。
無駄遣いはしない
「経費を増やすために贅沢をする」
という人もいますが、これは本末転倒。
売れっ子チャットレディ以外にはおすすめできません。
数年単位で考えて「先行投資」となるような経費がおすすめです。
チャットレディの収入アップにつながる物を経費で買う
チャットレディは容姿で勝負する仕事。
「自分を磨く」ための費用は、
その後の収入アップにつながります。
例えば、美容代、衣装代、審美治療の医療費など。積極的に「自分へ投資」しましょう。
迷ったら「経費にする」。間違えてても「違法」ではない
税務上の経費は「グレーゾーン」が大きい項目です。「正解」は存在しません。
「経費になるかどうかわからない」費用があったら?
とりあえず経費として計上しましょう。
「経費を増やし過ぎると脱税になる」というわけではありません。
もちろん違法でもないです。経費は「自己申告」が原則。決めるのはあなたです。
ただし、
「収入が100万円で経費も100万円。だから所得は0円」
というような極端な例はアウト。
あくまで常識の範囲内で判断しましょう。
99%のチャットレディは調査の対象から外れる。それでも…
フリーランスに税務調査が入る確率は、
1%程度だと言われています。
確定申告をしても、
書類に不備さえなければノー審査。
経費の内訳を調べられることもありません。
だからこそ
「迷ったら経費にする」
「経費を増やせる場合は増やす」
そんな姿勢がおすすめ。
さらに、
確定申告をしなくて済むならしない
無申告の場合も、万が一に備えてレシートだけは保管しておく
支出は「自分を磨く」「先行投資」を優先する
以上の点を押さえておきましょう。
ただし「高収入」で「チャットレディ歴が長い」人は要注意!
税務署は5年分程度、
まとめて調査するのが通例です。
調査対象となりやすいのは、
収入額が数百万円~1,000万円以上の人
長期にわたって「稼ぎ続けている」人
経費が多額であったり、収入に占める割合が大きい人
など。
つまり「稼げているチャットレディ」ほど、
厳しくチェックされます。
「運次第」の部分もありますが…油断はしないでください。
確定申告に経理や簿記の知識は不要。金額を入力するだけ
確定申告はスマホで簡単に終わります。
専門知識や資格は不要。
費用もかかりません。
スマホのアプリやオンラインサービスを活用しましょう。おすすめは、
● 弥生(やよい)会計
● freee(フリー)
● マネーフォワード
など。
収入や経費の金額だけ入力すればOKです。
そうすれば自動的に書類が作成されます。
計算式など、詳しくはこちら。

チャットレディの経費は平均でいくら? 確定申告は必要? 納税額は?【収入別】
【年収100万円程度】
◆ 5~6割以上を経費に計上してOK
◆ 確定申告は不要、納税額0円の例が多いです
◆ 収入額から逆算して、所得を48万円以内に調整しましょう
※収入-経費=所得です
【年収200万円程度】
◆ 経費の目安は平均で4割~5割
◆ 念のため確定申告はした方が無難です
◆ 納税額の目安は年間で15万円くらい
【年収300万円以上】
◆ 経費の目安は平均で3割~4割
◆ 確定申告は行いましょう
◆ 納税額の目安は年間20万円くらい
◆ 文/メールレディ・ハピ 編集部:さおり
最終更新日:2023年6月6日
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