メールレディ・ハピ とは
2012年に運営を開始した「メールレディ」専門サイトです。
当サイトを通じて「メールレディ」を始めた女性は、約6.9万人。
2016年に「メールレディブーム」が起こり、アクセスが急増しました。
現在では「日本最大のメールレディ専門サイト」として、大手の広告代理店、IT企業とも提携しています。
当サイト開設のきっかけ
日本の女性たちが厳しい経済状況に困窮しています。「世界経済フォーラム(WEF)」が発表したGlobal Gender Gap Report 2024。
「ジェンダー・ギャップ指数ランキング」とも呼ばれる調査において、日本は125位。
過去最低となる順位となりました。
特に目立つのが男女の経済格差です。
女性の平均年収は男性の半分強しかありません。
(男性563万円に対して女性は314万円。国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調」より)
1人暮らしの女性は、3人に1人が「貧困」と呼ばれる状況。
母子家庭はさらに悲惨で、2世帯に1世帯が「貧困」にあえいでいます。
私たち「メールレディ・ハピ編集部」は、全員がその当事者でした。
- シングルマザー
- バイトで学費を稼ぐ学生
- 副業を始めた主婦
それぞれ立場は違っても、編集者全員が貧しさの中にあって、インターネットを利用する働き方に何とか活路を見出した、いわば在宅ワークの黎明期を経験した女性たちです。
「成功」と呼ぶにはあまりにもささやかな、月数万円の副収入。
当時まだ「メールレディ」という呼び名すらない頃、私たちは知り合いました。
SNSが普及する以前でしたから、情報交換の場は掲示板。
マイナーなジャンルでありながら、それでも定期的に数十人という女性が出入りしていました。
- メールで稼げるって本当ですか?
- コツとかありますか?
- 迷惑客の対策法を教えてください…
- 他にもっと稼げるサイトを見つけました!
そんな書き込みを通じて、ときには励まし合い、ときには間違った情報に戸惑いながらも、私は「自分と同じような境遇にいる女性たち」に共感を覚えずにはいられませんでした。
もちろん在宅ワーカーには自助努力が欠かせません。
孤独な試行錯誤の営みを繰り返してこそ、他の仕事にはない付加価値を創出できる。
でも時々「偶然の出会い」に助けられたりもします。
- ネットに親切な人がいて助かった!
- これで今月も何とか乗り切れそう!
私たち編集者4人の関係は、まさに偶然の出会いから始まりました。
それぞれがメールレディとして活動しながら、ネットの掲示板でたまに情報交換するだけの、いわば匿名の同業者。
しかしお互いに匿名だからこそ、私情ではなく情報(コンテンツ)優位の関係だからこそ、親しく協力し合うことができたのだと思います。
お互いの情報や役割を交換しながら、あるときは「丁寧に色々と教えてくれる人」として。
あるときは「愚痴を聞いてくれる人」として。
そしてまたあるときは、「主婦」「学生」「シングルマザー」として、お互いがわずかにのぞかせるプライベートを共有したりもしました。
そうした少しずつの信頼の積み重ねが、やがては私たち4人の現在、「メールレディ・ハピ編集部」へと収斂していったのです。
「メールレディの総合サイトを作りたいと思うんだけど…」
私が3人に提案したのは2012年。
すでにメールレディを「引退」していた3人に、自分のアイデアを話してみました。
ネットの情報は玉石混交。
当時、メールレディに関する情報を正しく網羅しているサイトは、一つもありませんでした。
むしろ「誇大広告」や「副業詐欺」という他ないような、デマばかりが拡散している状況だったのです。
私自身、そうしたデマに散々苦労したからこそ、「本当に必要」で「役に立つ」情報が分かる。
その確信に基づいて、メールレディ専門サイトの立ち上げを決意しました。
「事実」と筆者の「体験」に基づくコンテンツを
サイトの開設にあたり、私たち4人は1つのルールを共有することにしました。
各自、執筆のスタイルや取材方針は自由。
ただし、憶測やウワサを記事にするのはNG。
「あくまでも事実を、体験をベースにすること」
その姿勢は今も変わりません。
例えば、
- 「メールレディは高収入を稼げるバイトではない」という事実
- 危険な求人に応募してしまった」私の体験談
- 大量に届く「迷惑メール」「詐欺メール」の原文
そうしたネガティヴな側面も含めて、当サイトでは「メールレディの現実」を紹介しています。
しかし、現実もある一つの側面だけを切り取って並べれば、読者の方々に誤ったイメージを与えかねません。
残念ながら2024年の現在も、読者をミスリードするサイトが散見されます。
- 主婦や学生が片手間で稼げる
- 資格や経験は不問。だから誰でも始められる
- エッチなことはしなくても大丈夫。メールは世間話が基本
しかし裏を返せば、
- 片手間で稼ぐにはコツも必要
- 誰でも始められるけど、誰でも続くわけではない
- 接客業特有の作法や気配りが求められる
というような形で、故意に言及されない情報の数々が、求人に応募する女性たちを混乱させています。
ビジネスの観点から言えば、甘言を弄するのも「雇用対策」の一環で、「必要悪」とみる向きもあるかもしれません。
しかしこのままでは、メールレディの市場はいつまで経っても健全化されず、在宅ワークの有する「地方創生」「働き方改革」といった大きな可能性も、十全には発揮されないまま終わってしまいます。
まずはメールレディに関する事実、現実を、嘘偽りなく読者の皆さんにお届けすること。
とりわけ求人情報を調査・分析・透明化し、優良な企業(アプリやサイト)のみを紹介すること。
まだ微力ではありますが、そうした活動を通じて、メールレディ市場の将来を、より明るく健やかな「女性活躍の場」にできればと願っています。
国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」も、私たちと無縁ではありません。
「世界的目標」とされる項目や達成基準の中には、
- 女性の貧困をなくす
- ジェンダー平等の実現
- 働きがいの創出
という形で、在宅ワークの趨勢を大きく左右する指針が示されています。
今はまだ単なる「きれいごと」に聞こえるかもしれないけれど、それはそのように「あるべき」在宅ワーク市場の未来であると信じて。
そして、そこに大きなビジネスチャンスが眠っているという確信に基づいて、私たち編集部は当サイト(メールレディ・ハピ)の運営を続けています。
メールレディ・ハピ 編集部(株式会社ユーテック)
最終更新日:2024年7月21日
※メールレディハピは、株式会社ユーテックの登録商標です【登録商標 第6293416号】